MCIスクリーニング検査
MCIとは、軽度認知障害のことで、健常者と認知症の中間の段階を指します。放置すると、約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。認知症の中で最も多いのが、アルツハイマー型認知症で、発症する約20年前から、原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に溜まり始め、少しずつ認知機能が低下していきます。
認知症にはまだ根本的治療薬がないので、発症する前に予防、進行をくいとめることが重要といえます。
本検査は、7mlの採血で、現在のMCIのリスクをA~Dの4段階で判定します。
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APOE遺伝子検査
アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータペプチドの蓄積や凝集にかかわる物質の一つである、アポリポタンパク質E。これを司るAPOE遺伝子にはε(イプシロン)2、3,4の3種類があります。この中の2種類が組み合わさり、ε4の数により、発症リスクが3~12倍も高まります。5mlの採血であなたの遺伝子型を調べることができます。リスクが高い場合は、生活習慣の改善、サプリメント等で予防に繋げましょう。 |